入居時に預けた敷金は家賃の滞納がなければ退去時に返金されます。引越しでお金がかかりますので1円でも多く返して欲しいところですが・・・そんなときに敷金精算の知識があれば損をしないで済みます!

敷金は何のために預けるの?

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敷金は読んで字のごとく、預けるお金です。敷金を預ける理由は大きく2つあります。1つ目は家賃などの滞納があった場合に備えるお金として担保するものです。2つ目は退室時にお部屋を元通りにする費用(原状回復費用)に充当する為のものです。
 

家賃などが未納だと回収が難しいので、あらかじめ敷金を預かります。また、お部屋を壊された場合の弁償するお金の未回収を防ぐためにも敷金を預かっているのです。


敷金清算は何をするの?

敷金を預ける2つの理由がわかれば敷金精算が何をするのかわかりますよね。家賃などの滞納(未払い)があれば、敷金から差し引きますし、退室時にお部屋で弁償しなければいけないキズなどがあれば、その費用を敷金から差し引きます。これが敷金精算です。

敷金清算はトラブルが多い?

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敷金精算はトラブルが多い!これは賃貸人(家主様)、賃借人(入居者)が敷金精算の知識が少ないことが原因と言われています。敷金精算の指標としては「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を国土交通省が発行しておりますが、十分に浸透していないのが現状です。

そのため、平成16年に
「賃貸住宅紛争防止条例」(東京では一般的に東京ルールと呼ばれている)ができました。これはお部屋を借りる前に業者(不動産屋)が貸主・借主の両方に敷金精算の考え方を説明しないさいという条例です。敷金精算のトラブル防止には、敷金精算のガイドラインがあって、そのガイドラインを説明しなければいけない条例があるということです。

預かったお金とは言え、返すときにはできる限り少ない金額を返したくなるのも人の心理です。正しい知識を持ってトラブルを防ぎましょう!!


正しい敷金清算の仕方とは?

敷金精算の事例を挙げだすとキリがありませんので、大まかな考え方をお伝えします。

まず、家賃などの滞納(未払い)がなければ、退去時は「入居者による故意・過失による汚損・破損」がなければ全額敷金は返ってきます。(逆に故意・過失による汚損・破損がある場合は支払う必要があります)
 

なお、契約内容に特約として「退去時のルームクリーニング費用は賃借人負担」など明記されている場合は、その費用は敷金より差し引かれます。
 

最後に敷金はいくら返ってくる!?

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お部屋をきれいに使って、契約に特約がある場合(一番多い敷金精算パターン)は敷金から室内清掃費(ルームクリーニング費用)が差し引かれた金額が返金されます。


なお、入居者による故意・過失による汚損・破損がある場合はその費用を負担しなければいけません。お部屋が自然に汚れたり、傷付いたところは問題ないのですが、自分でわざと、うっかり、誤って傷をつけてはいけないってことです。1円でも多く返してもらうには自分で傷をつけないことが重要です!

 

例:誤って物を落として床を傷つけてしまった。

  友人とふざけていて壁に穴をあけてしまった。

  お醤油をこぼして放置していたら消えないシミが残った・・・など。